新車販売、31年ぶり低水準

[ 2008年7月1日 06:00 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した2008年上半期(1―6月)の新車販売台数は、前年同期比0・9%減の177万1628台だった。前年同期を下回るのは3年連続。1977年以来、31年ぶりの低水準となった。保有の長期化による買い替え需要の低迷に加え、ガソリン高も影響したとみられる。

 鋼材価格の高騰を受け、トラックメーカー各社は7月以降のトラックやバスの値上げを表明。今後は乗用車も値上げされる可能性があり、自販連は「悪材料がまた一つ増えかねない」と懸念している。
 車種別にみると、トラックが13・1%減の21万3503台と低迷。ガソリン高で運送業者の経営体力が弱っていることなどが響いた。バスも2・8%減の8715台だった。
 小型乗用車は4・9%減の84万8752台にとどまった。ただ、普通乗用車は、トヨタ自動車の高級セダン「クラウン」など新型車の投入効果で、9・3%増の70万658台と好調だった。
 一方、全国軽自動車協会連合会が同日発表した上半期の新車販売台数は3・8%減の101万4542台で、2年連続のマイナスとなった。

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2008年7月1日のニュース