F1GP予選 マッサがPP
自動車F1シリーズ第2戦、マレーシア・グランプリ(GP)は22日、セパン(マレーシア)のセパン国際サーキットで公式予選を行い、フェラーリのフェリペ・マッサ(ブラジル)が今季初、通算10度目のポールポジション(PP)を獲得した。
2位は昨季の年間王者キミ・ライコネン(フィンランド)で、フェラーリ勢が決勝最前列。マクラーレン・メルセデス勢が3、4位で、トヨタのヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が5位につけた。
ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は18位だったが、開幕戦での事故が同選手の責任と裁定され、今回の決勝の出走で10番手降格処分を受ける。スーパーアグリ・ホンダの佐藤琢磨は20位。
ホンダはジェンソン・バトン(英国)が0秒068差で予選3回目進出を逃して11位だった。
▼フェリペ・マッサの話 PPで本当にうれしい。自分が勝ったレースは、すべてPPから出ているからね。
▼佐藤琢磨の話 厳しい状況の中、チームはよくやっている。初めはグリップが悪くて渋滞にも入ってしまったが、最後の方はうまく走れた。
▼中嶋一貴の話 ミスをしたせいで予選2回目に進めなかった。決勝は出走順が降格になることもあって、厳しいレースになると思う。
≪トゥルーリ“楽しみな位置”≫トヨタのトゥルーリが、フェラーリとマクラーレンの2強に続く位置につけた。予選1回目の最速タイムもマークし「非常に満足。マシンが絶好調で、走行や戦いに全く問題がない」と興奮気味だった。
マレーシアはトゥルーリが2005年に2位となり、トヨタがF1で初めて表彰台に輝いた地でもある。「思い出の場所だし、決勝も楽しみ」と意欲満々だった。(共同)