武尊はカットできなかった!?スーパーレックの超攻撃型ヒット&アウェイとは 久保優太「技術が凄かった」
元K―1ウェルター級王者の久保優太(36=PURGE TOKYO/BRAVE)が1日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。1月28日に開催された「ONE165」のメインイベントで、王者のスーパーレック・キアトモー9にK-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者の武尊が挑んだONEフライ級キックボクシングタイトルマッチを振り返った。
ONEデビュー戦がいきなりタイトルマッチとなった武尊。しかし試合は序盤から相手のローキックに苦戦。3Rに反撃して盛り返すも及ばず判定0―3で敗れた。
久保はスーパーレックのスピードに驚いたという。「武尊選手と思った以上にスピードの差があった」と話した。
その上で、そのスピード差は強烈なローキックの影響もあったと説明。「武尊選手はインローを打って、パンチでまとめるのが必勝パターンじゃないですか。そういった武尊選手の得意の距離で強烈なローキックを打っていた」と超攻撃型のヒット&アウェイで武尊がやりたい距離にいなかったことが前半のポイントだったと回顧。
試合後には武尊がなぜローキックをカットしなかったのかという声も上がっていた。そこにはスーパーレックの高度なテクニックがあったという。「スーパーレックはローキックを打ってから、ジャブを打つと武尊の頭は上がりますよね、そうすると前足が着くのでそこにローキックだとカットできない。足着いた時のローキックは効くんですよね」とカットできないタイミングでスーパーレックがローキックを打っていたと解説した。
そして3Rに武尊が盛り返して、あわや倒せそうな場面もあった。しかしスーパーレックは4Rから武尊の攻撃に合わせた膝蹴りを打ち込んでいた。「あれで武尊選手を止めた技術は凄かった。自分がボディーを効かせたらボディーで止めるというのは凄い」と語った。
対して武尊は強烈なローキックをもらいながらも5R戦い抜いた。「あれだけ1、2Rでローキックを効かされて、後半も立っているのが精一杯と言ったらあれなんだけど気持ちを見せてパンチを打っていた。あそこまでいくと闘志みなぎる感じだった。テクニックを気持ちで上回ろうとしていた」と選手目線でも刺激を受けた戦い方だったと称賛した。
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