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武尊「純粋に強かった」敗戦から2日…スーパーレック戦を回顧 苦戦したローキック「我満できない痛み」

[ 2024年1月31日 05:30 ]

入場式で気合いの表情を見せていた武尊(撮影・酒井卓也)
Photo By スポニチ

 K-1元3階級制覇王者でのISKA世界ライト級王者の武尊(31=team VASILEUS)が30日に自身のYouTubeチャンネルを更新。28日に開催された「ONE165」のメインイベントで、王者のスーパーレック・キアトモー9に挑んだONEフライ級キックボクシングタイトルマッチを振り返った。

 「純粋に強かった」。

 激闘から2日経ってスーパーレックの強さについて改めて口にした。「今まで負けたプロの2試合は、本当に強かったと思ってなくて“次やったら勝てる”と思えていた。今回は心からスーパーレック選手が強かったと思って、それは良い意味でも悪い意味でもあると思うんですけど初めてそう思いました」と武尊にとって初めて強いと思える対戦相手だった。

 試合を振り返る中で、序盤から苦戦したスーパーレックの強烈なローキック。しかし序盤から効かされることは想定内で、相手の攻撃を耐えてワンチャンスを狙いにいくのが、この日の最善な戦い方だったという。

 しかしスーパーレックのローキックは今までに感じたことがない強さだったと明かした。「今まで試合でローキック効いた事がないんですよ。ローで倒れないものだと思ってたんですけど、ローで倒れる人の気持ちが初めてわかりました。我満しようがない痛み。肉体的ストレスの限界値を超える感じというか…踏ん張りも効かなくなって初めての感覚でしたね」と告白した。

 その中でチャンスが巡ってきた第3R。武尊が三日月蹴りぎみのミドルキックを打ち込んだ。スーパーレックの声も聞こえて、ボディーが効いていることも確信。倒しにいったがダウンを奪うことはできなかった。

 「本当にあれがあの時できる最善の戦い方だと思うし、他の戦い方をしてたら、相手に効かせる事ができなかったと思うし、打たせて我満したからこそチャンスも来たと思う。あそこで倒せなかったのは僕の実力」と反省した。

 試合直後は勝ったとも負けたとも思わなかったが、全部出し切った感覚があった。結果は判定負けだったが「負けを告げられて悔しい気持ちはあったんですけど、全部出し切ったって感じでしたね、これで勝てなかったら本当に自分が弱かったって負けをすぐに受け入れられた感覚はありました」と試合直後の気持ちを明かした。

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