【ONE】武尊　世界タイトルマッチへ気合「必ずKOする」　天心からのエールに「負けるつもりない」

ONEフライ級キックボクシングタイトルマッチ   王者　スーパーレック・キアトモー9ー挑戦者　武尊 （ 2024年1月28日    東京・有明アリーナ ）

記者会見に出席した（左から）、現ONEフライ級キックボクシング王者のスーパーレック・キアトモー9、チャトリ・シットヨートンCEO、武尊
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　アジア史上最大の格闘技団体「ONE　Championship」（ONE）が11日、都内で記者会見を行い、今月28日に開催される「ONE165」（東京・有明アリーナ）でK－1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊（31＝team　VASILEUS）の対戦カードが、現ONEフライ級キックボクシング王者のスーパーレック・キアトモー9（タイ）と3分5ラウンドのONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチに変更になったことを改めて発表した。

　本来なら今大会で武尊とONEフライ級ムエタイ王者・ロッタン・ジットムアンノン（タイ）のドリームカードが実現する予定だったが、ロッタンの左手のケガによって欠場。代役は現役世界王者のスーパーレックとなった。

　会見にはチャトリ・シットヨートンCEO、スーパーレック、武尊が出席した。チャトリCEOは「今回の対戦変更は、また一つ日本の格闘技にとって大きなストーリーなることを確信しております。武尊選手とスーパーレック選手というのは、スタイルは違えどトップストライカーの対決になります。武尊選手にとっては、もちろん夢を叶える機会になりました。それは格闘家として夢ではないかと私は思っております。世界的なスーパースターになれる可能性を秘めた試合になります。井上尚弥選手であったり、大谷翔平選手であったり、そういった選手たちと肩を並べるチャンスだと思います」と説明した。

　さらには今回の試合が武尊の試合を日本で見れるラストチャンスになる可能性があると示唆した。「武尊選手がこの試合に勝てば世界的スーパースターになります。そうなれば日本で武尊選手の試合を今後見れるかどうか約束できなくなります。武尊選手の勇姿を拝める最後の機会になるかもしれないというところも含めて、皆様にご注目していただきたい」と語った。

　武尊はスーパーレックと初対面して「ONEの王者なので強いオーラを感じました。目の中にも強さを感じたので、試合が楽しみになりました。」と語った上で、「ムエタイでずっと戦ってきたテクニックやもの凄い蹴りの強さを持っている」と相手の印象を語った。

　そして「僕のパンチかスーパーレック選手の蹴りかみたいな戦いになると思います。5Rあるので、どちらかが倒れる試合になると思います。必ずKOしてベルトを巻きたいと思います」とKO宣言した。

　武尊に勝利してボクシングに転向した那須川天心は10日の公開練習で「武尊選手には“絶対に負けるなよ”というひと言だけです。武尊選手がキックボクシングそのものなので、キックボクシングとして負けないでくれ」とエールを送っていた。

　武尊は那須川のエールに「嬉しく思います」と口にした上で「負けるつもりはない」と気を引き締めた。「試合内容でも勝負できると思うので、お互い良い刺激になればいいかなと思います」と話した。

　▼スーパーレック　日本で試合が出来て、日本で一番の武尊に勝って自分の強さを証明したい。今回の結果はKO決着になると思うから多くの人たちに見てほしい。