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WBC&WBA統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗「いい買い物」自らへの投資で120万円の逸品を…

[ 2023年10月17日 13:51 ]

京都府城陽市役所で奥田敏晴市長(左)から花束を贈呈された寺地拳四朗
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 プロボクシングWBC&WBA統一世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(31=BMB)が17日、京都府の久御山町役場、宇治市役所など地元自治体を表敬訪問した。世界戦勝利後の恒例で、城陽市役所では奥田敏晴市長らから歓待され「3団体、4団体とベルトを増やして、ここに持ってきます」と4団体統一への決意を新たにした。

 9月にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を9回TKOで下し、WBC3度目、WBA2度目の防衛に成功。父の永会長によれば、次戦は来春までに関西開催が有力という。拳四朗は「次は(3団体統一戦を)やりたいですね。(その相手はWBOとIBFの)どちらでも。(4団体統一を)あと2試合で終われれば。防衛戦はやる意味がないので」。残る2団体はWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が今月27日、IBF王者シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)が11月4日にそれぞれ防衛戦に臨む予定で、その動向を注視していく。

 着実に目標へ突き進むため、自らへ投資したことも明かした。減量期間中の気分転換は買い物という。「食べることは一番の楽しみだけど、それがないので。お金を使うぐらいしかストレス発散がないんですよ」。ブドラー戦への減量はペースが遅くなった時期があり、そこで目を留めたのが体重のみならず、体内の筋肉、脂肪、水分の量を計測できる体組成計だ。「業務用で120万円です。減量中に体重が脂肪で落ちたのか、水分で落ちたのかがわかる」。以前から減量中に体組成計を利用し、それが置いてある施設へ週1回程度、通っていた。「自宅にあれば、いつでも測れる。体重計で120万円…なかなか買う勇気がなかったけど。今後も必要になるので。いい買い物をしました」。ついに決断し、ブドラー戦後に商品が届いた。次戦からの体づくりに心強い味方を得た。

 将来は複数階級の4団体統一を視野に入れており「2つ上(スーパーフライ級)ぐらいまではいけると思います」と大きな野望を抱く。その実現に欠かせない投資なのだろう。

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