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寺地拳四朗が公開練習 「ほぼ完成している」 新旧統一王者対決制して統一戦に弾みだ

[ 2023年9月7日 15:52 ]

WBC&WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ( 2023年9月18日    有明アリーナ )

公開練習を行った寺地
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(31=BMB)が7日、都内の三迫ジムで公開練習を行った。

 WBC同級1位ヘッキー・ブドラー(35=南アフリカ)との防衛戦(WBA2度目、WBC3度目)に向けこの日はミット打ちやシャドーなどを披露。ここまで約170ラウンドのスパーリングを重ねたという寺地は「ほぼ完成している状態。テンポと距離感を大事にしていきたい」と意気込んだ。

 目標とする4団体統一に向け新旧統一王者に完勝してみせる。対戦相手35歳のブドラーは、18年5月に田口良一を下しWBAスーパー、IBF世界同級王者を獲得した。同12月には京口紘人(29=ワタナベ)と対戦するなど日本人との対戦経験もある。ここまで39戦35勝(11KO)4敗とKO率は高くないが、堅実なスタイルで勝ち星を重ねてきた。「知らないうちに相手のペースになっていると思う。そこをしっかり自分のペースを崩さず戦うのが大事」と警戒し「のらりくらりやらせない。最初(1回)から自分からいく」と経験豊富なベテランに主導権は渡さない考えを示した。

 年内にメドが立たなければフライ級に上げて2階級制覇を視野に入れるというが、目標はあくまで4団体統一。WBO、IBF王者にこだわりはないとし「ここはしっかりKOで勝って次、統一戦をやりたい。そこにつながる勝ち方をしたい」と拳四朗。父でBMBジムの寺地永会長も「軽くクリアして本人が臨む統一戦に弾みをつけたい。ぜひ拳四朗のKO勝利を見て帰ってください」と自信満々に話した。

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