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ボクシング川崎新田の秘密兵器 西岡伶英がデビュー戦で大差判定勝ち「目標は世界チャンピオン」

[ 2023年8月22日 22:24 ]

判定勝ちを収めた西岡
Photo By スポニチ

 ボクシングアマ68戦53勝の“エリート”西岡伶英(23=川崎新田)が22日、東京・後楽園ホールでプロデビュー戦となるバンタム級6回戦に臨み、裵聖和(23=三迫)に3―0大差判定勝ちを収めた。

 初陣でいきなり後楽園のメインを務めることとなったが、日大時代の先輩を序盤から左ジャブで圧倒。2回にはカウンター気味の右ストレートで相手をぐらつかせるなど圧勝劇を見せ「裵選手が気持ちの強い選手だということは分かっていた。もちろん倒しにいく意識を持っていたが最後まで粘られてしまった」と内容に不満げだったが「とりあえず勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 6歳からキックボクシングを始め、打撃練習のために小3から川崎新田ジムに通い始めた。「キックボクシングのセンスがなかった」と中1からボクシング一本に絞ると、花咲徳栄高2年時にはバンタム級で全国高校選抜大会で優勝。強豪・日大4年時は主将を務めた西岡は、元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を憧れの選手に挙げ、「動きの中で試合をコントロールすること」とロマチェンコ同様にスピードとテクニックを生かしたスタイルで試合を圧倒することを理想とする。

 12月3日予定の次戦ではセミファイナルでの出場が濃厚。特例のA級(8回戦以上)を計画している新田会長は「できればその方向(8回戦)でいきたい。まだまだ成長できる」と太鼓判。西岡は「もちろん目標は世界チャンピオン。そのために一戦一戦、目の前の試合を戦っていく」と気を引き締めていた。

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