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内山高志氏 井上尚弥のフルトン攻略法は?「ジャブの差し合いでも負けない。どのように倒すか楽しみ」

[ 2023年7月16日 07:00 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
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 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(43)が16日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。25日に東京・有明アリーナで行われる、プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)がWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する試合について展開予想した。

 昨年、バンタム級で4団体統一を果たした井上の次の照準はスーパーバンタム級だ。階級転向初戦から2団体王者のフルトンに挑戦する。

 内山氏は井上が後半ラウンドでKO勝利するか判定勝利すると予想した。その上で「ただ、フルトンはだいぶ戦いづらい選手。ちょっと手を焼くかな。でも井上尚弥は本当にみんなの想像を超えた勝ち方をしてきてるからあっさりと2~3Rで倒してしまうことも考えられる」と語った。

 フルトンの特徴は、動き回りながらリーチの長さを生かしたジャブを多く出してくる所だという。「長身の割に低く構えて打つところが戦いづらい。序盤からカウンターを合わせることが僕の中では想像できない。序盤は圧倒的な差はつかないと思う。あの距離に井上選手がどうやって入っていくのか。あのジャブにどのように合わせるのかって所が楽しみなところ」と分析した。

 フルトンとのサイズ差が井上にとって不利ではないかという声もあるが「井上選手は骨格もがっしりしてるので、パワー負けは全く心配してない。今までは減量に苦しむこともあったけど、体重をちょっとずつ上げていって、元のパワーに戻ってきているとも考えられる」と体格でも不利にはならないと語った。

 そして井上の踏み込みの速さでリーチ差を無効化できるという。「踏み込みのスピードがめちゃくちゃ速いですから。あとジャブ当てる時のリズムが、相手の打たないという瞬間に打ったりするからその使い分けがめちゃくちゃ上手い」井上の上手さを称賛した。

 さらに「ジャブの差し合いでも負けないと思う。やっぱりタイミングとスピードが凄いので、フルトンをどうやって攻略して、どのように倒すのかが楽しみ」と期待した。

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