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最後は猪木さんの孫2人と「1、2、3、ダァー!」締め 11年ぶり開催の3団体合同チャリティー興行

[ 2023年6月9日 22:21 ]

<ALL TOGETHER AGAIN>「ダァー!」を決めるオカダ・カズチカ(中央)ら(撮影・島崎忠彦)
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 プロレス界のメジャー3団体、新日本、全日本、プロレスリングノアの合同チャリティー興行「ALL TOGETHER AGIN」が9日、東京・両国国技館で行われた。11年8月に東日本大震災の復興支援チャリティー興行として日本武道館で初開催。宮城県仙台市で第2回大会が行われた12年2月以来、11年ぶりに伝説の大会が復活した。

 メインはノアの清宮海斗、全日本の宮原健斗、新日本の棚橋弘至組対ノアの拳王、全日本の青柳優馬、新日本のオカダ・カズチカ組の6人タッグ。オカダと宮原が試合そっちのけでバトルを演じたり、オカダと拳王が味方同士でもめるなど急造タッグならではの大激戦は全6選手がそれぞれ持ち味を発揮。最後は孤立した3大会連続メインの棚橋を大会初参加のオカダがレイン・メーカーで粉砕し、勝利した。

 大会のサブタイトルは「元気があれば何でもできる!」。試合後のセレモニーでは出場全選手がリングに集結。オカダがリングサイドで闘魂マフラーを巻いて観戦していた昨年10月に急逝したアントニオ猪木さんの孫2人をリングに呼び寄せた。会場では「猪木コール」が起こり、オカダの音頭で恒例の「1、2、3、ダァー」で締めた。

 コロナ禍で3年近く歓声が禁じられるなど厳しい状況を乗り越えての開催。オカダは「(コロナ禍で)ファンが支えてくれたからこそ、できた大会。今こうしてプロレスもできた、みなさんの愛も感じました。プロレスの良さも感じさせてもらった3年。みなさんからいただいたパワーを返していきたい」と感謝の思いを述べた。「入場シーンとか見ても、いつもの新日本とは違う雰囲気も感じた。明日からはライバルになるけど今後も各団体とお互い切磋琢磨(せっさたくま)してプロレス界を盛り上げたい」とさらなる進化を誓った。

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