那須川天心「行動するヤツじゃないと時代は変えられない」

[ 2023年2月14日 04:30 ]

スーパーバンタム級那須川天心　6回戦　与那覇勇気（ 2023年4月8日有明アリーナ）

　“キックボクシング界の神童”那須川天心（24＝帝拳）が4月8日に東京・有明アリーナでプロボクシングデビュー戦に臨むことが13日、都内で発表された。日本バンタム級4位の与那覇勇気（32＝真正）とスーパーバンタム級6回戦で対戦する。当日は日本国内のプライムビデオの他、米国や欧州でもライブ中継される予定。寺地拳四朗（31＝BMB）の3団体統一、井上拓真（27＝大橋）の王座決定戦というダブル世界戦と同じ舞台とはいえ、いきなり世界配信される異例のデビュー戦となる。

　【天心に聞く】――プロテストから注目された。
　「ニュースでも放送されたのでうれしい。キックの時は一回も放送されなかった」

　――スーパーバンタム級を選んだ理由は？
　「キックでやっていた階級。そこから自分の適正を見つけたい」

　――同じ階級には井上尚弥がいる。
　「今の立場は新人なので、まだ言えない」

　――キックとボクシングの違いは？
　「距離感とラウンド数。キックの距離で慣れていた。そこを調整する。ラウンド数は体の使い方が大事。短距離が長距離になる」

　――髪形は？
　「友人に“日本人は決意を表すときはおでこを見せる”と言われて、いいなそれ！と」

　――デビュー戦で楽しみにしていることは？
　「雰囲気ですね。よそ者が入ってきた時って、一番楽しいじゃないですか。変なヤツいるよって。ただの変なヤツにならないように、良い変なヤツになれるように（笑い）。飛び抜けた考えを持ってたり、行動するヤツじゃないと時代は変えられないと思うので」