×

アントニオ猪木さん叙勲 弟と孫が形見の赤いネクタイで会見「誇りに思います」

[ 2023年1月23日 17:54 ]

<アントニオ猪木さん叙位・叙勲拝受>「ダァー!」を決める孫の猪木寛太さん(左)と弟の猪木啓介さん(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 元プロレスラーで参院議員も務め、昨年10月1日に心不全で死去したアントニオ猪木さん(享年79)の従四位、旭日中綬章授与式が23日、国会内で行われ、弟の啓介さん(74)と孫の寛太さん(20)が勲章、勲記、位記を受け取った。授与日は亡くなった日にさかのぼる。

 啓介さんと寛太さんは、ともに猪木さんの形見の赤いネクタイを締めて出席した。参院議員会館で会見した啓介さんは「名誉ある勲章をいただき、兄貴も喜んでいると思う。猪木家として誇れる兄貴であり、こうして皆さんに愛されたことは素晴らしい」と目に涙を浮かべながら話した。

 「1月23日」は、猪木さんの決めぜりふ「1、2、3、ダー!」と重なり、盟友でありライバルでもあったジャイアント馬場さんの誕生日でもある。

 啓介さんは「たまたま偶然だが、馬場さんとは不仲ではなかったということではないか。何かの縁でつながっている」と感慨深げだった。

 猪木さんの娘・寛子さんの長男・寛太さんは米ロサンゼルス在住の大学2年生。「最初はどれだけ凄い勲章か分からなかったけど、いろんな人に聞いて凄い勲章だと分かった。おじいちゃんが受賞してとても誇りに思います」と英語で語った。

 猪木さんの影響で格闘技に興味が出てきたそうで「将来はボクシングをやりたい」と話し、弟のナオトさん(14)は昨年からレスリングを始め、将来はプロレスラーになる夢を持っていることも明かした。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月23日のニュース