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1・6ダブル世界戦前座でSフェザー級・木村吉光VS力石政法 亀田興毅氏「コウジVS畑山に匹敵」

[ 2022年12月15日 15:45 ]

WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチを戦う王者・木村吉光(右)と力石政法(左)。中央は亀田興毅氏
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 プロボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(36)が手がける「3150FIGHT」第4弾興行(来年1月6日、エディオンアリーナ大阪)の追加カードが15日、都内で発表された。WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者・木村吉光(26=志成)―同級1位・力石政法(28=緑)など3試合で、WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(28=ワタナベ)―同級2位メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)、IBF同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)―同級5位・重岡銀次朗(23=ワタナベ)のダブル世界戦を含む全11カードとなった。興行は当日午後1時からABEMAが全試合無料中継する。

 今年4月に東洋太平洋スーパーフェザー級王座を返上し、8月にWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得した木村は15戦12勝(7KO)2敗1分けで今回が初防衛戦。前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(30=緑)の弟で、13戦12勝(7KO)1敗の力石は、木村が返上した東洋太平洋王座を5月に獲得して8月に初防衛に成功し、自身も王座を返上した。亀田氏は「史上最大の日本タイトルマッチ」と呼ばれた98年3月の日本スーパーフェザー級タイトルマッチ、コウジ有沢VS畑山隆則(両国国技館)に「匹敵する」と表現。「日本人頂上決戦のカード。勝った方が世界王者になると思っている」と期待を寄せた。

 木村は力石の印象を「距離も長くてスピードもあって、決めるときは決めてくる選手」と語り、「自分はフィジカルを重視してトレーニングしている。スピードも全てフィジカルで上から抑えつけようかなと。しっかりKOで勝って世界へつなげたい」と抱負。一方の力石は木村を「ボクシングもファイターもできるし、何よりもフィジカルとスタミナが凄くある」と評価しながらも、「僕もスタミナに自信があって12ラウンドを戦うつもりで練習もしてるけど、前半に倒して勝ちたい。完全に叩きのめして世界へ行こうと思っている」と意気込んだ。

 全カードは以下のとおり。

 ◇スーパーフライ級4回戦 芝野浩記(スパイダー根本)―森本竜馬(KWORLD3)

 ◇ウエルター級4回戦 藪吹リョー(折尾)―福重浩輝(KWORLD3)

 ◇スーパーライト級5回戦 大沢宏晋(オール)―樋口和輝(ARITOMI)

 ◇フェザー級8回戦 中川麦茶(一力)―山下賢哉(JB SPORTS)

 ◇スーパーフェザー級6回戦 奈良井翼(RK鎌田)―一道宏(T&T)

 ◇ヘビー級4回戦 サトシ・イシイ(所属未定)―ハン・チャンス(韓国)=追加

 ◇フライ級8回戦 花田歩夢(神拳阪神)―アサエル・ビリャル(パナマ)

 ◇ヘビー級8回戦 但馬ミツロ(KWORLD3)―ベダン・アガーワル(インド)=追加

 ◇WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 木村吉光(志成)―力石政法=追加

 ◇IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ダニエル・バラダレス(メキシコ)―重岡銀次朗(ワタナベ)

 ◇WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 谷口将隆―メルビン・ジェルサエム(フィリピン)

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2022年12月15日のニュース