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岡田葵 “同門対決”制し初代女王 「桜塾」先輩の清水未来を延長戦で撃破

[ 2022年11月21日 05:10 ]

空手 全日本学生フルコンタクト選手権 ( 2022年11月20日    国立代々木競技場 )

<全日本大学フルコンタクト空手道選手権>1部女子軽量級(55キロ未満)決勝、清水(左)を攻める岡田(撮影・木村 揚輔)
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 第1回大会は男女計12部門が行われ、1部女子軽量級(55キロ未満)は岡田葵(20=愛知教大2年)が清水未来(21=京都光華女大4年)を延長の末に判定で下して優勝。同重量級(55キロ以上)は横塚怜奈(21=桐蔭横浜大3年)が初代女王となった。1部男子は軽量級(65キロ未満)が岩多陽勇(ひゅう、20=関学大2年)、中量級(75キロ未満)は福永匠真(19=東邦大2年)、重量級(75キロ以上)は河合透吾(18=北海商大1年)が制した。

 女子軽量級決勝は同じ「桜塾」に所属する2人の対決。道場は違うものの、出稽古や合同合宿で一緒に技を磨いてきた清水を延長の末に下した岡田は「尊敬する先輩と決勝という舞台で戦えたことがうれしいし、幸せでした」と声を弾ませた。

 5歳から空手道一筋。現在は小学校教員を目指して愛知教大で学ぶ。「桜塾で指導員をして、自分が子供たちに教えることが好きなんだと気付いた。今の自分も将来の夢も空手があったからこそ」と感謝する。先月の大会で3位に終わった悔しさから、今大会は対戦する相手を徹底研究。好きな食べ物を我慢して減量し、軽量級に出場した。目標通りの結果を勝ち取り、「今日は(大好物の)オムライスでお祝いしてもらいます」と表情を崩した。

 ≪男子軽量級・岩多が念願V≫最多28人が出場した1部男子軽量級は全真会館阿倍野本部所属の岩多が制した。「過去に学外活動という理由で悔しい思いや残念な経験をした」という岩多にとって、大学名で出場できる全日本学生(インカレ)は念願だった。決勝で佐久間健全(東海大)に判定勝ちすると、「優勝と準優勝では全然違う。しっかり勝ち切れて良かった」と笑顔を見せ、「選手を第一に考え、その家族にまで配慮してくれて素晴らしい大会でした」と感謝した。

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