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力石が左アッパーで豪快TKO勝ち 東洋太平洋スーパーフェザー級王座初防衛に成功

[ 2022年8月14日 19:44 ]

プロボクシング・東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年8月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<第8試合 トムジュン・マングバット・力石政法>4回、TKOとなるパンチを決める力石政法=右(撮影・後藤 正志)
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 東洋太平洋スーパーフェザー級王者・力石政法(28=緑)が同級13位のトムジュン・マングバット(24=フィリピン)に4回2分45秒TKO勝ちし、5月に獲得した王座の初防衛に成功した。前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(30=緑)の弟、力石は13戦12勝(7KO)1敗、マングバットは20戦15勝(12KO)4敗1分け。

 前進してプレッシャーをかけ、右のパワーパンチを振ってくるマングバットに対して力石はフットワークでかわし、右フックや左ストレートを当てていった。3回、左ストレートで後退させてから詰めた場面では逆にパンチを浴びたが、この回から左アッパーを有効に使い、4回には右フックを振ってから左のアッパーがマングバットの顎にさく裂。大の字にダウンした姿を見たレフェリーが試合を止めた。

 アンダーカードで1ラウンド決着があるなど出番が思ったよりも早く来たため「焦った」という力石は、フィニッシュパンチについて「手応えはありました。ずっと狙っていた」と胸を張った。今後の課題については「1つ1つの質を高めること。僕の中ではいけそうと思うが、見えない壁があると思う。どこかでそれを破りたい」と話した。世界のベルト以外は「興味ない。(東洋太平洋王座は)いつ返上してもいい」と言い切り、「強い世界ランカーと(の試合を)来んでもらって、早く世界を経験したい」と希望した。

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2022年8月14日のニュース