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日本ライト級王者・宇津木に挑戦のジロリアン陸「ボクシング人生の終活」 ラーメン週5杯に減らして調整

[ 2022年8月1日 14:24 ]

日本ライト級王者・宇津木秀(右)に挑戦するジロリアン陸は“ラーメンポーズ”を取る
Photo By スポニチ

 「ラーメン二郎」をこよなく愛するプロボクサーとして知られる日本ライト級5位のジロリアン陸(34=フラッシュ赤羽)が11月17日、東京・後楽園ホールで日本同級王者の宇津木秀(28=ワタナベ)に挑戦することが決まり、1日に都内で会見が開かれた。タイトル初挑戦となる14勝(13KO)3敗のジロリアンは「ボクシング人生の終活みたいな感じ。ローソクのように消える間際にもう1回大きく燃えたい」と決意表明。今年6月に初防衛に成功し、今回が2度目の防衛戦となる11戦全勝(9KO)の宇津木は「(ジロリアンは)パンチも強いしカウンターもうまい。注目されている選手なので楽しみ」と抱負を述べた。

 ジロリアンは本名の高橋陸で出場した14年11月のプロデビュー戦で、お笑い芸人のロバート山本に4回TKO負け。その後、「ラーメン二郎」の熱狂的ファンを指す「ジロリアン」にリングネームに変更し、8連勝で17年の東日本スーパーフェザー級新人王に輝いた。マジシャンとしても活動し、最近ではYouTuberとしても活躍するほか、異色ボクサーとしてバラエティー番組にもたびたび登場。昨年は年間420杯ものラーメンを食べたという。

 22年3月に粕谷雄一郎(角海老宝石)に5回TK勝ち後、減量苦を理由に引退を示唆していた。宇津木からの対戦オファーも一度は断ったというが、「これで辞めたら応援してくれる人たちに申し訳ない」と日本王座挑戦を決意。「普通にボクシングをやったら勝てない。勝てる可能性がある日本ランカーは自分ぐらいと思う。どこかで一発当てたい」と話し、現時点でライト級のリミット61・2キロよりも約14キロ重い75キロの体重を落とすため、週に12杯のラーメンを5杯に減らす考えを明かした。一方、将来の世界挑戦を見据える宇津木の体重は67キロ。試合までにラーメンを食べるか問われると「適度に食べようと思う。ラーメンは好きなので」と笑った。

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2022年8月1日のニュース