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内山高志氏 「体を動かしながら打つから凄い」と井上尚弥の衝撃勝利を振り返る!今後の階級についても予測

[ 2022年6月9日 06:30 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
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 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(42)が8日に自身のYouTubeチャンネルを更新。7日にWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(29=大橋)がWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回1分24秒TKOで下して、日本人初の3団体統一王者となった試合を振り返った。

 内山は「今まで井上の試合で一番興奮した試合だった」と率直な感想を語った。試合を振り返って1回開始早々のドネアの戦い方を見ていて調子の良さを感じたという。「でも尚弥がドネアを踏み込ませなかったよね。ドネアが入ってくるタイミングで速い左フックを打ってて、あれを打たれたら入れないですよね。凄かった」と話した。

 フィニッシュシーンについても「尚弥は相手が効いてると思っても体を動かしながら打つから凄いな。日本のボクシング界では1番ですね」と元世界王者としても絶賛が止まらなかった。「純粋にボクサーとしても格闘家としても凄い。攻撃が多彩ですね。そしてコンパクトに打つから相手は反応できないですよね」とつづけた。現役時代は“KOダイナマイト”の異名を持っていた内山から見た井上のKOは「僕の場合は連打系ではないので尚弥はパンチ力がある上で連打もできるし、コンパクトに打てるのが一番強い。あと打たれ強いから相手とすれば嫌ですね」と説明した。

 井上は試合後に「4団体統一戦が年内にかなうならまだバンタム級で戦います。4団体統一戦が困難もしくはかなわないとするならば、スーパーバンタム級に上げて新たなステージで挑戦していきたいと思います」と言及した。

内山はスーパーバンタム級に上げた方が面白いと明言した。「尚弥のパワーとスピード的に考えても対応できる相手がいないのでそれなら階級を上げて少し重くなった相手とやる方が見たいですね」と理由を語った。さらに「ひょっとしたらスーパーバンタム級が適正階級になるかもしれない」と話し、その後は自身が世界王者でもあったスーパーフェザー級まで階級を上げられると予測した。

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