引退表明の八重樫「ボクシングは人生を豊かにするもの」
プロボクシングの元世界3階級制覇王者・八重樫東(37=大橋)が1日、現役引退を表明した。オンライン会見での主な一問一答は以下のとおり。
――大橋会長が「もういいんじゃないか」と引退勧告したのはいつ頃?
大橋会長「2月25日です」
――発表まで時間がかかった理由は。
八重樫「国内の(新型コロナウイルスの)状況もひどかった。9月1日が(2004年に)ジムに入った日だったので、いいんじゃないかと」
――体力の限界はなかったと。大橋会長がもうちょとできると言えば。
「全然動けます。自分に可能性があるのならやるつもりはあるが、体のこともあるし、凄く難しい線引きだと思う。これからも体は動かしていくし、後輩たちに負けるつもりはない」
――お子さんたちには引退を伝えた?
「伝えてないです。特に何も言ってないです。試合がないのはそういうことなんだろうって」
――もうやらないとは伝えないのか。
「ないですね。家ではあまりそういう話はしないので。サラッと」
――全盛期、一番強かったのは。
「分からないですね」。
大橋会長「井岡戦の前が一番強かった」
――八重樫東にとってボクシングとは。
八重樫「つらいかもしれないけど、自分にとっては人生を豊かにするもの。これからも関わっていくので、より良い人生になるように、ボクシングを通して生きていきたい」
――一番つらかった時期は。
「ケガが多い時期、ボクシングができない時期が一番つらかった」
――4階級制覇への思いは。
「もちろん希望はしていたが、そこまでは執着していなかった。現役を続ける理由として掲げていた」
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