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岩佐と対戦のタパレス 厚着でミット打ち3ラウンド「センセーショナルな形で勝ちたい」

[ 2019年12月5日 08:16 ]

公開練習を行ったタパレス(左)(撮影・杉浦大介通信員)
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 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦12回戦(7日、米ニューヨーク・バークレイズセンター)で同級1位の岩佐亮佑(29=セレス)と対戦する同級3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)が4日、現地で公開練習を行った。元WBO世界バンタム級王者のタパレスは厚着をしてリング上でミット打ちを3ラウンド披露。練習をすぐに切り上げた岩佐とは対照的に、メディア対応後もジム内でしばらく体を動かしていた。

 ――今週末、ファンはどんな試合を予期すべきか。
 「この試合に向けて、とてもエキサイトしている。ハードなトレーニングを積んできたから、岩佐が12ラウンド戦い抜けることを願いたい。センセーショナルな形で勝ちたい。フィリピンを代表して戦えることを誇りに思っている」

 ――階級を上げて以降はKOが増えているが。
 「コンディションは良く、ベストの状態で臨める。ハードなトレーニングをしてきたから、いつも通り、リング上で全てを出し切る。この試合で何があろうと準備はできている」

 ――この試合のあとはダニエル・ローマンとの対戦を考えているか。
 「まずこの試合で岩佐に勝たなければいけない。元世界王者の岩佐は勝つのが簡単な選手ではない。まず岩佐に集中する必要がある。この試合に勝ったなら、その後に正規王者のダニエル・ローマンと戦うつもりだ」

 ――バンタム級のカシメロがWBO暫定王者となったあとに正規王座を勝ち取った。暫定タイトル戦に臨むにあたり、そのことにインスパイアされているか。
 「チームメートであるカシメロの勝利にはとてもインスパイアされている。アンカハス、カシメロ、ノニト・ドネアといったフィリピン選手たちがみんなベストを尽くしてきた。私もすべてを出しきりたい」

 ――プロモーターのマニー・パッキャオからアドバイスは受けたか。
 「彼は私にアドバイスを授けてくれた」

 ――岩佐の印象は。
 「岩佐はとても良いボクサー。世界王座となることで多くを証明してきた。私はこの試合に勝つこと集中し、100%の状態でなければいけない。岩佐はとても良い王者であり、良いボクサー。だからこの試合のためにハードにトレーニングしてきた」

 ――体重超過でタイトルを失ったことの贖罪(しょくざい)を1階級上のこの試合で果たしたいか。
 「またチャンピオンになりたい。世界王者になってこの試合を終え、その後にダニエル・ローマンと戦いたい」

 ――岩佐は好選手だが、打たれ強さに不安がある。KOは狙うか。
 「KOで勝つとまでは言えないが、良い試合をするためにベストを尽くしたい」

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