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京口紘人 V2戦は無敗対決 “パッキャオ魂”継承19歳のパラス

[ 2018年4月24日 05:30 ]

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・京口紘人≪12回戦≫IBFライトフライ級15位 ビンス・パラス ( 2018年5月20日    大田区体育館 )

招へいしたメキシコ人パートナーとスパーリングを行う京口(左)
Photo By スポニチ

 2度目の防衛戦に臨むIBF世界ミニマム級王者・京口の対戦相手はビンス・パラスに決定した。23日にワタナベジムが発表した。

 19歳のパラスは13戦13勝11KOとフィリピン期待の新鋭。ライトフライ級ではWBA、WBC、IBFで世界ランク入りしており、転級申請済みのIBFでは次回の発表でミニマム級でもランクインする見込みという。

 今回の対戦は井上孝志トレーナーがパラスのトレーナーであるベニー・デラペナ氏と親交があることから実現した。井上トレーナーによると、パラスは幼少期に元6階級制覇王者マニー・パッキャオに会った際に「病気の父を助けてください」とお願い。治療費や借金を肩代わりしてもらったことでプロボクサーを志した“パッキャオ魂”を受け継ぐ男だ。京口も「日本にはいないハングリー精神を持った選手」と警戒する。京口が中学1年時にはデラペナ氏も同じジムに在籍。「何度かミット打ちを受けてもらった」。その愛弟子パラスには2年前に映像を見て「いずれ手を合わす気がしていた」と縁を感じている。

 24歳の京口にとって年下の選手の挑戦を受けるのは初めて。無敗の選手との対戦も初めてだが、「無敗同士、スリリングな展開になると思う。王者らしい試合をしたいし、KOにもこだわる」と自信を見せた。この日はメキシコ人相手に5回のスパーリングを実施。相手も決まり、その拳にも気合が乗ってきた。 (大内 辰祐)

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