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亀田家長女の姫月 22日、海外プロデビュー!前日計量終え「体うずうず」

[ 2018年4月22日 06:30 ]

計量をパスしてマッチョポーズを見せる姫月
Photo By スポニチ

 ボクシング亀田3兄弟の長女、姫月(ひめき、18)が海外でプロデビューすることが21日、分かった。22日、メキシコ・メキシコ市で地元出身のカルラ・サモラノ(24)と49キロ契約4回戦を行う。突進力を武器にする“マンモス姫月”が世界に向けた第一歩を異国の地で踏み出す。

 前日計量をリミットいっぱいでパスした姫月は笑顔でガッツポーズ。ところが、対戦相手と向き合うと顔を引きつらせた。「めっちゃくちゃ緊張しているけど、なんか楽しい気持ち。人生初めての感覚。体がうずうずして、早くリングに上がりたい」。人生初の舞台に胸を躍らせた。

 対戦相手のサモラノは通算成績1勝1敗。公式サイズは不明だが、1メートル54の姫月より8センチほど上背がある。「浪速の闘拳」「浪速の弁慶」「亀田家の最終兵器」。3兄弟の異名の名付け親である父・史郎は今回、長女に「マンモス」と命名した。その理由について「姫は上背もないファイタータイプ。マンモスみたいに突進していけということ。“女タイソン”目指してるし。勝ったら“マンモスうれぴー”や」と説明した。

 アイドルに憧れて鼻の形にコンプレックスを抱き父に相談すると「戦って形が崩れたら直したる」と整形を約束され、ボクシングを3年半前から始めた。父のマンツーマン指導でフィジカルを鍛え上げ、国内でのスパーリング以外にも、タイで合宿を行い経験を積んできた。ビッグマウスを売りにしてきた兄とは違い、「世界という言葉はまだ口に出せない」と慎重だ。

 セコンドは父と三男・和毅。陣営は「メキシコ市は標高が高い(2250メートル)から(酸素が薄いから)4ラウンドは戦うことは計算してない。メキシカンはスロースターターが多いから最初から行かす」と秒殺を狙う。長男・興毅(ともに協栄)も来月5日に、現役復帰することも決まっている。亀田家の顔でもある兄へとバトンをつなぐマンモス姫月は「アマ経験もないし人生初めてのリング。3年半、死に物狂いで練習してきたを自分を信じます」と気合を入れ直した。

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