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ゴロフキン、カネロとの再戦が中止 カネロに1年間出場停止処分も

[ 2018年4月4日 12:45 ]

 5月5日に米ラスベガスで予定されていたボクシングのミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)―サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)が中止となった。カネロが契約する米ゴールデンボーイプロモーションズが3日、出場辞退を発表した。カネロは2月の検査で2度、禁止薬物クレンブテロールに陽性反応を示し、試合を管轄する米ネバダ州コミッションから一時資格停止処分を受けていた。

 同コミッションは10日に予定していたカネロの聴聞会を18日に延期しており、試合開催が危ぶまれていた。ゴールデンボーイプロモーションズのエリック・ゴメス社長は試合を8月か9月に延期する案も示したが、カネロは1年間の出場停止処分を受ける可能性がある。

 WBAスーパー、WBC、IBF王座を保持するゴロフキンと元2階級制覇王者のカネロは昨年9月に対戦し、議論を呼ぶ三者三様の採点で引き分けていた。ゴロフキンは5月5日、対戦相手を変更して試合を行う意思があるという。「ミドル級頂上決戦」の中止は、WBA正規王者・村田諒太(帝拳)の今後の動向も左右しそうだ。

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2018年4月4日のニュース