【DRAGON GATE】Kotoka、涙の引退「凄く充実した毎日楽しい10年でした」
DRAGON GATEは6日、後楽園ホール大会を開催した。今大会で1人の選手がレスラー人生にピリオドを打った。それはKotoka(28)だ。Kotokaは2009年にプロデビュー。小さい身体ながらも持ち前の根性と気持ちの入ったファイトスタイルでファンを沸かせたレスラーだった。1月下旬に引退を発表していた。
引退試合は10人タッグマッチで行われ、Kotokaのパートナーには、Kotokaがレスラーになって最初に所属したユニット「WORLD−1」と最後に所属していた「MaxiMuM」で同じメンバーだった、土井成樹(37)と吉野正人(37)に加えてCIMA(40)とドラゴンキッド(42)の5人。対角コーナーには、ドリームゲート現王者の望月成晃(48)とYAMATO(36)とドン・フジイ(47)とKagetora(35)とヨースケ・サンタマリア(26)の5人となった。
Kotokaは、入場時に客席の大勢のファンが掲げていたKotokaボードを目にすると早くも涙。試合が始まるとKotokaは望月と蹴り合うなど、最後の試合でもKotokaらしいファイトを見せた。最後はフジイのラリアットからYAMATOの必殺技ギャラリアをくらってもカウント2で返すも直後に再びYAMATOのギャラリアをくらってカウント3。
試合が終わり、引退セレモニーのアナウンスがされるとKotokaの実弟である椎葉おうじがリングに上がり、Kotokaとの最初で最後のシングルマッチを要求。Kotokaもその要求を認め、緊急決定特別試合でKotokaとおうじのシングルマッチが行われた。おうじは、今出せる全ての力をKotokaにぶつけた。しかしKotokaも負けられない。最後はハイキックからバズソーキックに繋げ、コーナーから必殺技カルデラを決めて、カウント3。最初で最後の椎葉兄弟のシングルマッチはKotokaが勝利した。
その後、引退セレモニーでは関係者から記念品贈呈後に各選手からKotokaへメッセージも送られた。選手メッセージの最後はおうじからだった。おうじは涙ながらに「オレの夢は、兄ちゃんとツインゲート王者になることだった」と告白。続けて「最後、兄ちゃんとシングルできて本当に幸せだった」と語った。
最後にKotokaはあいさつの際、ファンに向けて自らが書いてきた手紙を朗読。手紙を読み終えると10カウントゴングが打たれ、最後の選手コール。そして所属選手との記念撮影と胴上げが終わるとKotokaは最後リングに残り、四方に向けて頭を下げてリングを降りた。
バックステージでもKotokaは「凄く充実した毎日楽しい10年でした。特に今日は本当に28年間生きてきた中で一番楽しい思い出に残る日でした」と振り返った。
Kotokaは、新たな探し物を求めて新しい道へ歩み出す。プロレスで果たせなかったKotokaの夢は、実弟のおうじが、受け継いで今後は戦っていくだろう。
2018年3月7日のニュース
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