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王者・吉野修一郎 KO防衛に意欲「印象に残る試合をしたい」

[ 2018年2月7日 15:15 ]

日本ライト級王者・吉野(左)と挑戦者の斉藤
Photo By スポニチ

 ボクシングの第39回チャンピオンカーニバルを兼ねた日本ライト級タイトルマッチ10回戦(8日、後楽園ホール)の前日計量が7日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・吉野修一郎(26=三迫)はリミットの61・2キロ、同級1位の挑戦者・斉藤正樹(32=TEAM 10COUNT)は100グラム軽い61・1キロでパスした。元高校4冠の吉野は6戦全勝(4KO)、タイトル初挑戦の斉藤は32戦14勝(5KO)12敗6分け。

 吉野は昨年10月、スパイシー松下(セレス)との王座決定戦に7回TKO勝ちし、プロ6戦目で初タイトルを獲得。初防衛戦へ向けて週3回、約100ラウンドのスパーリングを積んできており、「プレッシャーはない。いつもどおり平常心でやるだけ」と落ち着いた表情で話した。相手の斉藤は1メートル82の長身だが、アマ時代にはウエルター級で五輪代表にもなった1メートル87の選手と対戦経験があるという。試合前日の食事はおかゆ、うどんに加え、自ら材料を買ってきた果物のハチミツ漬けを口にするそうで「2月の月間MVPとチャンピオンカーニバルのMVP、両方を獲りたい。印象に残る試合をしたい」とKO防衛に意欲を見せた。

 一方、タイトル初挑戦の斉藤も気負った部分は見られず、「プレッシャーはない。判定でもKOでも勝てればいい」と冷静そのもの。吉野は身長1メートル75で「それぐらいの選手とやることが多かった。距離は重要になると思う」とリーチのアドバンテージを生かしたい考えを口にした。「今までの集大成をぶつける感じ。リングで100パーセントが出ることはないけど、今までやってきたことを全部ぶつければ自ずと結果は出る」とベテランらしく語りながらも、家族が応援に来る話題に及ぶと「ベルトを巻いた姿を見せたいですね」と口調が熱を帯びた。

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2018年2月7日のニュース