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小国以載 初防衛戦へ順調 苦手・岩佐相手もパプリカ食べて克服!?

[ 2017年9月5日 15:49 ]

苦手とする挑戦者・岩佐を以前、ピーマンに例えた小国はパプリカなら食べられると丸かじり
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 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)で初防衛戦に臨む王者・小国以載(29=角海老宝石)が5日、東京・大塚の角海老宝石ジムで公開練習を行った。

 挑戦者の同級3位・岩佐亮佑(27=セレス)を指導するセレス小林会長が視察に訪れた中、小国は2分×2ラウンドのマススパーリング、シャドーボクシング、パンチングボール叩きと軽めの内容にとどめたが「体はだいぶ仕上がってきている。体重は今日の入りで(リミットまで)1・3キロ」と順調な調整を強調した。

 岩佐とは高校時代に対戦して負けているほか、スパーリングでも「毎回ボコボコにされている」と苦手意識がある小国。7月の記者発表では嫌いなピーマンに例えていたが、この日は会見中に生のパプリカを取り出してかぶりつくパフォーマンスを披露。「ピーマンを食べられへん子供はパプリカからと、阿部トレーナーがネットで調べてくれたので。パプリカは食べられるようになった。あと1週間でピーマンも食べられるようにします」と克服を誓った。

 今回は岩佐と同じく苦手なサウスポー対策として、フィリピン人パートナーらを相手に、休日も返上してスパーとマスボクシングを繰り返したという。3日に同じスーパーバンタム級のWBA王者・久保隼(真正)が初防衛に失敗しており、「初防衛は難しいんやなと1人で思っていた」と神妙な顔つきになった。昨年末の世界王座奪取前も「負けたら引退」と口にしていたが、「(岩佐に)もう1回負けたら辞める時。ボクシング(を続けるの)もそう長くないんで。世代交代で若い子がチャンピオンになってるけど、僕らは若くはないんで、どちらが勝ってもお互いに引退というのが出てくる」と覚悟も口にした。

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