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王者・船井龍一 初防衛に成功「本当はバシっと…申し訳ない」

[ 2017年7月23日 18:56 ]

7R、奥本を攻める船井(左)
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦は23日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・船井龍一(31=ワタナベ)が挑戦者の同級1位・奥本貴之(25=グリーンツダ)に7回1分32秒負傷判定勝ち。3月に高校時代の同級生・中川健太(レイスポーツ)から奪ったベルトの初防衛に成功した。

 オーソドックスの船井とサウスポーの奥本。初回から激しい打ち合いとなったが、精度では船井が終始勝った。3回、バッティングで船井が右まぶたをカットして流血。奥本が勢いづいたが、船井は4回に右ストレートを3発打ち込んで流れを明け渡さなかった。5回終了時の公開採点では3―0でリード。さらに左まぶたもカットしたが、7回にはワンツーで奥本がグラリとする場面も。直後に流血がひどくなり、医師が続行不可能と判断して試合はストップとなった。採点は67―66、68―65、68―65の3―0で、文句なしの勝利だった。

 船井にとっては地元・大田区での初防衛戦だった。「本当はバシっと防衛したかった。申し訳ない」と応援団に謝りながらも、「自分はまだ世界レベルではないので、国内、アジアで最強を目指したい。トップコンテンダーやアジアで強い選手とやって自信をつけて、世界へ行きたい」と抱負を語った。

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2017年7月23日のニュース