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矢吹純 TKO勝ちでプロデビューから8連勝!決勝進出

[ 2017年7月10日 19:41 ]

48キロ契約、2R、右ストレートを下岡(左)に見舞う矢吹
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本女子ミニフライ級初代王座決定トーナメントの準決勝が10日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位の矢吹純(26=協栄)が同級6位の下岡由美子(35=厚木ワタナベ)に5回1分57秒TKO勝ちして秋頃に予定される決勝へ進出した。矢吹はプロデビューから8連勝(4KO)。下岡は3章(1KO)4敗。

 1回、矢吹の右フックがいきなり下岡をとらえた。さらに軽快なフットワークから左ストレートが面白いように決まり、2回には左からの右フックで相手の腰がガクンと落ちた。この回が終わった時点で下岡は右目下が腫れ、痛々しい姿に。その後の矢吹はやや距離が縮まってヒット数が減ったものの、4回終了時にはドクターが下岡のコーナーでダメージをチェック。5回、矢吹がコーナーへ詰めて連打するとレフェリーが試合をストップした。

 “あしたのジュン”の異名を取る矢吹は「ちょっと力んでしまって、まとめるところをまとめられなかったのが反省点」と話し、「思ったより体が硬かった。リラックスしてやろうと思ったんですけど」と苦笑い。それでも長いリーチを生かす戦い方に徹し、「自分の距離でやれたのでよかった」と笑顔も見せた。本来の階級はライトフライ級だが、ミニフライ級での日本タイトル獲得を目指して今回は人生最大の減量6キロに挑戦。「自分の中では一番きつかった」と本音を口にした。

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