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久保V1で故郷に錦 9・3京都で初防衛戦「恥じない試合を」

[ 2017年7月4日 05:30 ]

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   王者・久保隼≪12回戦≫同級2位ダニエル・ローマン ( 2017年9月3日    島津アリーナ京都 )

ベルトを手に初防衛を誓う久保(左)と、ベルト奪取へ意気込む山中
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 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(27=真正)が3日、神戸市内の所属ジムで会見し、9月3日に京都・島津アリーナ京都で初防衛戦を戦うと発表した。京都は生まれ育った地。母校の南京都高(現京都広学館)関係者も多く「恥じない試合を」と地元でのV1戦に意気込んだ。

 待ちに待った久保の初防衛戦は故郷・京都での凱旋試合に決まった。南京都高で拳を磨いた王者にとって願ってもない舞台。「いつも通り」を信条とするサウスポーも、気持ちが昂(たか)ぶった。

 「昔から知っている人が見に来てくれる機会。頑張らないと、という気持ちです」

 5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得した拳四朗は、京都府出身で京都のジムに所属。8月には南京都の先輩、WBC世界バンタム級王者・山中慎介も同アリーナで13度目の防衛戦を戦う。5月に“疑惑の判定”でベルトを逃した村田諒太も同校OBだ。

 久保は、14連勝中と勢いがある相手のローマンについて「誰であっても変わらない」と意に介さない。一方で、「南京都の一員として恥じない試合をしたい」と母校への思い入れは隠さなかった。

 5月には元世界3階級制覇王者で昨年12月に引退したジムの大先輩、長谷川穂積氏と一緒に山口県で合宿し、精神面の助言も受けた。王者は「人の思いを背負って、自分のために」と締めくくった。

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2017年7月4日のニュース