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尚弥V5戦へパワーアップ!練習で父の手首“破壊”「ビックリ」

[ 2017年5月13日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者・井上尚弥《12回戦》同級2位リカルド・ロドリゲス ( 2017年5月21日    有明コロシアム )

父・真吾トレーナー(右)の持つミットにパンチを叩き込む井上
Photo By スポニチ

 5度目の防衛戦を行う王者・井上尚が12日、横浜市内で公開練習を行った。下半身強化をテーマに掲げた今回は、走り込み中心の合宿を試合1カ月前に行ったほか、前日11日までジムワークと並行して階段ダッシュなどフィジカルメニューを消化。「パンチ力、下半身からの力の伝わり方が違う」と手応えを口にした。

 パワーアップした強打は練習でパンチを受ける父・真吾トレーナーをも“破壊”した。右手首を痛めた父に代わり、この日のミット打ちは元東洋太平洋スーパーフライ級王者の弟・拓真が相手を務めたほど。「合宿後にミットを持ってビックリした」と苦笑した真吾トレーナーは「スパーリングでは(2階級上の)スーパーバンタム級のフィリピン人パートナーがいっぱいいっぱいだった」とパワーを解説した。

 9月には米国進出を予定するほか、大橋秀行会長は「年末にも大きな試合をしたい」という。井上尚は「9月の米国へアピールしたい」と話す一方で、「勝って当たり前と思われる試合ほど怖いものはない」と表情を引き締めた。

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2017年5月13日のニュース