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山中の挑戦者は“強心臓” 高地トレ効果で1分間脈拍42回

[ 2017年2月27日 15:01 ]

予備検診で挑戦者・カールソン(左)の肉体を見つめる王者・山中
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が27日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、12度目の防衛を目指す王者・山中慎介(34=帝拳)、挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)はともに異常なしと診断された。身長は山中が1メートル70・5でカールソンが1メートル69・0、リーチはともに1メートル77と、ほぼ同じ体格。ただし、標高3600メートルの高地で6週間練習してきたというカールソンは脈拍が1分間に42回と“強心臓”ぶりを見せつけた。

 初対面した山中は検診中のカールソンのボディーをじっと見つめ、「思ったよりも細かった」とコメント。リーチが昨年9月の1メートル75より2センチ伸びたことについては「左を調子良く打ち込んだからかな」と話して報道陣を笑わせ、「毎回調整がうまくなっている。今回はさらに心に余裕がある。今までやってきた自信もより一層ある。試合するのが楽しみ」と話した。

 一方、カールソンは脈拍数について「調整がうまくいったから。今日にでも戦える。あとは少し体重を落とすだけ」とリラックスムード。前日26日には都内を観光するなど日本にも慣れてきており、「(観光して)きれいな所だと思った。来た初日は(地元の)ティファナと違いを感じたが、気候にも慣れた。戦う準備はできた」と自信満々だった。

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2017年2月27日のニュース