チャベスはアルバレスに勝てる!世界戦目前の元王者が熱く語る
プロボクシングの元2階級制覇王者ミゲル・アンヘル・ガルシア(29)はフリオ・セサール・チャベス・ジュニアがサウル・アルバレスを倒すこともあり得ると考えている。
ガルシアは28日(日本時間29日)にWBC世界ライト級タイトルマッチを予定。王者デヤン・ズラティカニンを相手に3階級制覇を目指すが、その自身の世界戦とは直接関係のない、メキシコ人同士の一戦も気に懸けているようだ。米国のボクシングサイト「ボクシング・シーン・ドットコム」は27日に次のようなコメントを掲載している。
「チャベスがしっかりとトレーニングを積めば、アルバレスに勝つチャンスはあるよ。彼は体が大きくて力強い。アルバレスはスーパーウエルター級まで体重を落としたことで、体に負担がかかっている。もともとの体が大きいからミドル級あたりの階級でも、ウエイトを作ることが苦しい。接戦になると思うね。でも、チャベスがしっかりと準備をしなければ、アルバレスの方が有利だよ」
アルバレスとチャベスの両者は5月6日(日本時間7日)に対戦を予定。164・5ポンド(74・61キロ)のキャッチウエイトで行われることが発表されている。ただ、減量苦に関してはチャベスも同じ。そこは試合へ向けてのトレーニングで差をつけるということか。ガルシアはそれに加え、チャベスがミドル級王座に就いていた頃のハングリーさを求めている。
「ハードなトレーニングを重ねてほしい。ミドル級時代にアンディ・リーなどを下してタイトルを防衛していた頃のチャベス。あれが良い時の彼だよ。あの頃のようなトレーニングをして、ハングリーさが出てくれば、アルバレスに勝てるチャンスは十分あるね」。