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元大関バルト4強! 体重差生かし終始圧力 大みそかVSミルコ

[ 2016年12月30日 05:30 ]

RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016   バルト《無差別級トーナメント2回戦》高阪剛 ( 2016年12月29日    さいたまスーパーアリーナ )

体重差を生かした攻めで高阪(右)を判定で下し、4強入りしたバルト
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 【RIZIN】「FIGHTING WORLD GP2016」で29日に行われた無差別級トーナメント2回戦で、元大相撲・大関の把瑠都ことバルト(32)が高阪剛(46)を判定で下し、4強入りした。あす大みそかの準決勝ではミルコ・クロコップ(42)と対戦する。57・15キロ契約の女子ワンマッチではレスリング出身の村田夏南子(23)が中井りん(30)に敗れ、総合初黒星を喫した。

 バルトは70キロの体重差を生かして、圧力をかけ続けた。距離を取ろうとする高阪に構わず組みつく。押しつぶして膝蹴り、そしてパンチ。決定的な一撃は出せなかったが、終始攻撃を支配した。

 昨年大みそかの総合デビュー戦でピーター・アーツに勝ってから1年。1メートル98、170キロの巨漢にしては器用な身のこなしと怪力で9月の1回戦、藤田和之戦に続いて日本人ベテランファイターに快勝し、改めて潜在能力の高さを示した。

 ただ試合後は、単調な試合内容に不満を持つファンからブーイングを浴びた。それでも開き直って「私の代わりにやってくださいよ」と叫び、悪びれた様子はなし。続く準決勝の相手はPRIDEやK―1など数々のタイトルを手にしたレジェンド、クロコップ。初優勝へ向けた最大の難所であり、総合格闘家としての真価の問われる一戦だ。

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2016年12月30日のニュース