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箕輪 判定勝ちで新王者 試合中に前歯欠ける「自分のボクシングができなかった」

[ 2016年12月13日 20:14 ]

 ボクシングの東洋太平洋女子フライ級王座決定8回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、同級2位のチャオズ箕輪(本名・箕輪綾子、29=ワタナベ)が同級1位のカレアン・リバス(28=フィリピン)に3―0で判定勝ちして新王者となった。箕輪は9月のプロデビューから3戦全勝(2KO)、リバスは5勝4敗3分け。

 箕輪は1回から鋭い左ジャブ、強い右で何度もリバスをのけぞらせた。毎回のようにロープやコーナーにも詰めたが、連打が出ず決定打も欠き、相手のクリンチとボディーなどの反撃にも苦しんでダウンは奪えなかった。それでも採点は79―73が2者、77―75が1者と危なげなかった。

 試合中に前歯が欠けてしまった箕輪はプロ初のベルト獲得に「最低限のことはできた」と言いながらも「自分のボクシングができなかった」と反省しきり。倒そうとして距離が近くなってしまったそうで「どうやって自分の距離に戻すかが反省点。自分の距離でない時の対策を考えます」と話した。

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2016年12月13日のニュース