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12・30トリプル世界戦!井上尚、V4懸け河野と日本人対決

[ 2016年11月9日 13:09 ]

健闘を誓う(左から)井上拓真、井上尚弥、河野公平、八重樫東、清水聡

 ボクシングの大橋ジムは9日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで会見を開き、12月30日に東京・有明コロシアムでトリプル世界戦「ボクシングフェス2016」を開催すると発表した。メインはWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)の4度目の防衛戦で、前WBA世界同級王者・河野公平(35=ワタナベ)を迎え撃つ。井上尚は世界戦では初の日本人対決となる。

 井上尚は9月にKO勝ちで3度目の防衛に成功したが、試合前に腰を痛めて万全ではなかった。河野は8月31日にルイス・コンセプシオン(31=パナマ)に敗れて王座から陥落し、再起戦で3度目の世界王座奪取を目指す。大橋ジムの大橋秀行会長は「(河野は)コンセプシオンに負けたとは思っていない。自分の中では統一戦と思っている」と話した。

 井上尚は「非常にタフな相手と思っている。前回の試合は自分でも納得していない。納得する試合をして来年へつなげたい。一方的な内容でKOしたい」と抱負を述べ、河野は「8月にベルトを失ってショックで1カ月、何も考えられない状況だった。世界挑戦できてものすごくうれしい。自分でも最後と思っているので意気込みを見てもらいたい」と決意を語った。

 また、井上尚弥の弟でWBO世界バンタム級7位・井上拓真(20=大橋)の同級王者マーロン・タパレス(24=フィリピン)への挑戦も正式発表。「スタイル的にもかみ合うと思う。一発だけ気をつけて組み立てていきたい」と話した。5月の初防衛戦前に左肩を痛めて試合から遠ざかっていたIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(33=大橋)も、相手未定(暫定王座決定戦の勝者を予定)ながら2度目の防衛戦を行う予定。「八重樫も元気だなと、年を食ってもボクシングできるんだぞというのを見せたい」と語った。

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2016年11月9日のニュース