×

細野悟、計量一発パス「攻め倒せる」 王者の視察歓迎「イケメンですね」

[ 2016年10月2日 15:06 ]

IBF世界フェザー級王者セルビー(中)と挑戦者決定戦を戦う細野(左)、バロス(右)

 ボクシングのIBF世界フェザー級挑戦者決定戦(3日、東京・後楽園ホール)の前日計量が2日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級4位の細野悟(32=大橋)、同3位ジョナタン・バロス(32=アルゼンチン)ともにリミットいっぱいの57・1キロで一発パスした。勝者は同級王者リー・セルビー(29=英国)への挑戦権を得るが、計量は試合視察のため来日したセルビーが見守る中で行われた。

 細野は「いつもと比べて調子が凄くいい」と充実の表情を浮かべ、初対面した元WBA世界同級王者バロスについて「想像とピッタリ。身長も俺と同じぐらいだろうなと思っていた。(イメージと違う部分は)これといってなかった」とコメント。バロスは積極的な戦いを好むとあり「攻め倒せる。楽しんでやります」と意気込んだ。一方のバロスは「細野は自分と同じく接近戦でボディーを入れてくるので気をつけたい。得意なパンチはレバーへの左フックだ」と明かし、「将来的には1階級上でも世界王者になりたい」と語った。

 異例の挑戦者決定戦視察について問われたセルビーは「自分は次の相手を先に見ておくので、変わったことではない。過去にもあった」と説明。両者について「細野は3度世界戦を経験しているし、バロスも元世界王者だ。細野にホームアドバンテージはあるが、昨日(1日)後楽園ホールでの試合を見て敵対的な雰囲気はなさそうだったので有利とは言えない。五分五分のいい試合になるだろう」と分析した。勝者と対戦する次戦については「集中が切れないうちに早めに、できれば年内にやりたい」と希望。細野は長身の王者の視察を「逆に良かった。あんなに背が高いとは思わなかったので。イケメンですね」と歓迎し、「戦いたいですね。(年内に)できれば戦いたい」とモチベーションになった様子だった。

続きを表示

2016年10月2日のニュース