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池原 2―1判定で4度目防衛、江畑は5度目の世界挑戦実らず

[ 2016年9月21日 22:34 ]

池原(右)は江畑に右ストレートを放つ

 ボクシングのWBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・池原シーサー久美子(31=フュチュール)が2―1の判定で挑戦者の江畑佳代子(40=ワタナベ)を破り、4度目の防衛に成功した。池原は12戦9勝(3KO)1敗2分け、5度目の世界挑戦も実らなかった江畑は15戦8勝(5KO)7敗。

 池原は序盤から右の強打を再三ヒット。江畑も動きが良く、接近しての相打ちに持ち込んだが、バッティングが多くパンチは精度を欠いた。池原は狙い過ぎて大振りになったほか、「頭が気になって守りに入ってしまった」と踏み込めず、江畑も終盤は有効打を打ち込めずに試合は採点に。全て96―94の2点差で、ジャッジ2人が池原、1人が江畑を支持した。

 試合後のリングで池原は「決着をつけたかったけど、2―1と割れてしまって悔しい」と反省。さらに結婚していたことを明かした。元柔道73キロ級日本代表で総合格闘家の出花崇太郎で、計12年の交際の末に昨年11月の3度目の防衛戦後に結婚したという。「試合後に発表するつもりだったので変にプレッシャーがあった」と池原は話し、リングサイドで見守った出花は「ドキドキした。KOで決めてくれるかと思ったけど、最後は判定も割れたので」と胸をなで下ろした。出花は10月にハンガリーで国際大会に出場する予定で、新婚旅行を兼ねるという。

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2016年9月21日のニュース