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リーゼントボクサー和気“電撃戦”で世界獲る!

[ 2016年6月29日 05:30 ]

スパーリングでスルタンに、左のパンチを浴びせる和気(左)

IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦 同級1位・和気慎吾―同級2位・ジョナタン・グスマン

(7月20日 エディオンアリーナ大阪)
 リーゼントボクサーが“電撃戦”で世界を獲る。王座決定戦に臨む和気慎吾(28=古口)が都内でスパーリングを公開。

 持ち味のスピードでパートナーの懐へ出入りし、打っては離れる本来のスタイルを披露した。しかし、指導する古口哲会長は「いつも和気は出ていかないけど、今度は初回から攻めさせる。相手も初来日、初の世界戦で緊張しているはずだから」と猛攻を仕掛ける奇襲作戦を明かした。

 イメージは4月に内山高志(ワタナベ)をコラレス(パナマ)が2回KOした番狂わせだ。たとえKOできなくても最初に相手を後退させれば試合を通じて距離をつくりやすく、ジャッジにも好印象を与えてペースを掌握できる。「おだてりゃ天にも昇る」とノリがいい和気の性格も計算しての作戦で、和気も「先手で当てていけば相手は出てこられない。スタミナも自信があるので判定でも勝てるし、チャンスがあれば倒す」と頼もしかった。

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