パッキャオに期待 勝者よりも人気？ラストに注目
６階級制覇という輝かしい記録を持つアジアの英雄マニー・パッキャオが、日本時間の１０日、アメリカのネバダ州ラスベガスのＭＧＭグランドガーデン・アリーナでティモシー・ブラッドリーと対戦する（ＷＯＷＯＷプライムにて午前１１時から生中継）。パッキャオは、引退を公言しており今対戦がラストマッチになることが予測されている。
パッキャオといえば、昨年５月のメイウェザー戦だろう。二人のファイトマネーは３００億円を超え「世紀の対決」として注目を集めた。日本でも生中継でその模様を放送したＷＯＷＯＷの接触率は１４・６％（データニュース社「ＷＯＷＯＷウォッチャー調べ」）と、通常のエキサイトマッチと比べ１０倍近くの驚異的な数値を記録した。視聴者の回答からも「ボクシングはあまり見ないが、話題の対決ということで見た。（５８歳男性）」「ボクシングのことはよく分からないが、会場の熱狂に圧倒され、とても見応えがあった。（３２歳女性）」など、普段ボクシングを観ない層も巻き込んだ。
またパッキャオは、強くて大きな相手に臆せず敢然と向かっていくファイト・スタイルが魅力の選手。メイウェザー戦での回答からも「パッキャオこそ真の勝者」（５０歳男性）、「パッキャオに勝ってほしかった」（５１歳女性）、「パッキャオの方が強かった」（５２歳男性）など、勝者のメイウェザーよりもパッキャオをたたえるコメントが多かったこともその証だ。
今回の対戦相手ブラッドリーとは１勝１敗の因縁の相手。パッキャオらしいボクシングスタイルでラストファイトを締めくくるか注目だ。
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