×

和気慎吾 世界前哨戦でKO勝利!“最強トリオ”セコンドが「力に」

[ 2016年2月17日 21:15 ]

<IBFスーパーバンタム級>ワルド・サブに勝利し、ガッツポーズする(左から)鬼塚勝也氏、和気、片岡鶴太郎氏、古口会長

 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級1位・和気慎吾(28=古口)が17日、東京・後楽園ホールで世界前哨戦となるノンタイトル10回戦を行い、インドネシア同級王者ワルド・サブ(26=インドネシア)に5回1分25秒KO勝ちした。

 序盤はやや硬さが見られたが、ボディーと左ストレートで優位に立ち、5回にコーナーへ詰めて連打を浴びせると相手がダウン。さらに猛攻を仕掛けると、相手コーナーからタオルが投入された。

 和気のセコンドに就いたのは元WBA世界スーパーフライ級王者・鬼塚勝也氏、鬼塚氏の現役時代のトレーナーだった古口ジムの古口哲会長、鬼塚氏の元マネジャーで俳優・画家の片岡鶴太郎の3人。鬼塚氏の現役最後の試合となった94年9月以来、22年ぶりに黄金トリオ「チームSPANKY(スパンキー)K」が復活した。和気は「本当に心強い。力になったのもあるけど、そのせいで力みすぎたのもあった」と苦笑い。

 コーナー下から「リラックスして!」とアドバイスを送った片岡は「私がついたから世界王者になってもらわないと困る」と激励し、ラウンド間のインターバルに「ガードをもっと締めろ」など具体的な指示を送った鬼塚氏は「力んでいいところを見せようと思ったのかな。和気選手はもっと実力もあるし、テクニックもある」とエールを送った。

 和気は昨年6月、IBFスーパーバンタム級の次期世界挑戦者決定戦に勝ち、王者カール・フランプトン(英国)への挑戦権を獲得。フランプトンは27日に英マンチェスターでWBA同級王者スコット・クイッグ(同)と王座統一戦を行うが、IBFは勝者と和気が90日以内に対戦するよう指示している。

 一方、WBAは同級休養王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との対戦を指令しているが、和気陣営は統一戦終了後に年内の世界初挑戦を目指して交渉に入る予定だ。和気は「世界前哨戦はこれが最後。次はもっと大きい会場でタイトルマッチをやって、世界王者・和気をみなさんに見せたい」と決意表明した。

続きを表示

2016年2月17日のニュース