「今年３試合やれば」内山、１３度防衛具志堅超えに意欲

昨年大みそかの世界戦で王座を防衛し、記者会見でポーズをとるＷＢＡライトフライ級王者の田口良一（左）と同スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志

　昨年大みそかの世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ダブル世界戦で日本歴代単独２位の１１度目の防衛を３回ＴＫＯの完勝で果たしたスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志（ワタナベ）が２日、東京都内で記者会見し「インパクトを与えたいと思っていた。ことしに３試合やれば記録を更新できる」と具志堅用高の歴代１位１３度の防衛を超えることに意欲を示した。

　所属ジムの渡辺均会長は春にも米国でビッグマッチを実現させる方針を強調し、相手は世界的強豪のニコラス・ウォルターズ（ジャマイカ）らが候補という。内山は「皆が期待していると思う。注目度の高いところでやれれば」と語った。

　ライトフライ級で２度目の防衛に成功した王者の田口良一（ワタナベ）も会見し、劣勢から盛り返した勝利に「思った通り動けず、納得はいかない。次へいい勉強になった」と殊勝に話した。