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K―1に新スター誕生!グレゴリアン 豪快KOで70キロ初代王者

[ 2015年7月5日 05:30 ]

<K-1WGP ―70kg初代王座決定トーナメント決勝>優勝したグレゴリアンはK-1GIRLSに祝福される

 「K―1 WORLD GP 2015」(スポニチ後援)が4日、東京・代々木第2体育館で行われ、マラット・グレゴリアン(24=アルメニア)が70キロ初代王者に輝いた。1、2回戦をKO勝ちで突破し、ジョーダン・ピケオー(24=オランダ)との決勝では右アッパーから8連打の猛攻で1R1分24秒KO勝ち。復活を期すK―1に新たなスターが誕生した。

 鮮やかなコンビネーションでグレゴリアンが頂点に立った。1R1分すぎ。“キュラソーの怪人”ピケオーに右アッパーを決めて動きを止めると、防戦一方となった相手に8連打。最後は左フックで顎を打ち抜き豪快に沈めた。輝くトロフィーを高々と掲げ「集中した時、誰も俺を止められない」と自信たっぷりに振り返った。

 K―1 MAXの黄金時代を築いた魔裟斗やブアカーオを見て、憧れた舞台。「自分も王者になることを夢見ていた」とKOで一つの物語を完結させた。10代から欧州で注目を集め現階級では次代を担う実力。拳の痛みが残る中での決勝だったが「グレゴリアンはKOする男だと証明するため」と全てを懸けてリングに立った。そして「伝説の王者と言われるようになりたい」と力強く宣言した。

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2015年7月5日のニュース