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和毅、断髪で決意新た!9月メイウェザー前座でマクドネルと再戦

[ 2015年6月20日 05:30 ]

断髪した髪を手にする亀田和毅

 ボクシングのWBA世界バンタム級4位・亀田和毅(23)が9月12日に米ネバダ州ラスベガスで、5月の対戦で敗れた王者ジェイミー・マクドネル(英国)と再戦することが19日、濃厚となった。世界5階級制覇フロイド・メイウェザー(米国)の前座となる見通し。和毅は都内のジムで、トレードマークだった後ろ髪の三つ編みを落とし、再出発を誓った。

 アメリカンドリームを追う和毅の次戦の概要が明らかになった。米国で亀田兄弟の代理人を務めるアル・ヘイモン氏が動き、メイウェザーのラストマッチ(相手未定)ともいわれる歴史的大一番の前座で王者マクドネルとの再戦が組まれることになった。プロ32戦目で初黒星を喫したものの、5月のマクドネルとの一戦が高い評価を受けたからだという。

 9月12日の開催が有力だが、同5日となる可能性もあるという。会場は聖地、MGMグランド・ガーデン・アリーナ。和毅は昨年7月に同じリングで7回KO勝ちしており、雪辱を期すには申し分のないステージ。「この負けで失うものは何もない。次は叩きのめす。圧倒して勝つ」と気合を入れた。

 新たな環境で再出発する。メキシコや米フロリダで練習を行ってきたが、今後はラスベガスに拠点を移す。長年ミットを持ってきたメキシコ人トレーナーとのコンビも解消。テクニカルとフィジカル、それぞれ専門のトレーナーを付け最強の態勢で次に備える。来週にもラスベガスに渡る予定で「手の内も分かっているし、一緒の相手に負けることはない」と断言。

 決意を示すため、15年以上連れ添ったトレードマークにも別れを告げた。ボクシングを始めた小1の時、当時WBA、WBC、IBF世界スーパーライト級王者コンスタンチン・チューに憧れてマネした後ろ髪の三つ編み。「切るのは、やっぱり寂しい」。この日、長男・興毅、次男・大毅と父・史郎さんが都内のジムに集まり、リング上でハサミを入れた。全勝のまま引退し、断髪式を行う青写真だったが時が早まった。それでも「これでリセットして新たに行こうかな」と決意。力のこもった言葉に確かな覚悟がにじんだ。

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