高山 王座統一戦へメキシコ出発、決意示す「4団体制覇したい」
IBF・WBO世界ミニマム級王座統一戦12回戦 IBF王者・高山勝成(31、仲里)―WBO王者フランシスコ・ロドリゲス(21、メキシコ)
(8月9日 メキシコ・モンテレイ)
IBF王者の高山が4日、王座統一戦に向け、関西空港からメキシコへ出発した。「やっと、この日が来た。リングでベストを尽くして結果を出したい。4団体制覇したい」と決意を示した。
海外武者修行の経験もある本人は大一番を前にしてもリラックス。1日に国内での練習を打ち上げた後は和歌山・白浜へ直行。2泊3日で温泉と食事を楽しみ、体力回復に努めた。リミット(47・6)まで残り400グラムだった体重は49キロまで増えたものの、想定範囲内という。中出トレーナーは「白浜へ行くのは試合前の恒例だし、乾燥している飛行機の中で1キロぐらい落とせる。大丈夫」と笑って説明した。
現王座を獲得したのが昨年3月のメキシコ。再び敵地に乗り込むが、レフェリーとジャッジ3人のオフィシャル4人のうち2人はIBF側が受け持つ。完全アウェーだった前回遠征より戦いやすいという見方もある。
今回勝てば、次はWBA王者との統一戦、あるいはライトフライ級で2階級制覇を狙うプランもある。夢がどんどん膨らむ中、高山は「4団体制覇で、みんなと喜びを分かち合いたい」と目前の標的に集中している。
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