×

帝里 豪快KO勝ちなら2階級特進で係長就任だ

[ 2014年7月18日 05:30 ]

計量後に激しくにらみ合う帝里木下(左)とゾラニ・テテ

IBF世界スーパーフライ級王座決定戦 同級6位 帝里木下―同級1位 ゾラニ・テテ

(7月18日 神戸ポートピアホテル)
 世界戦の前日計量が17日、神戸市内であり、帝里(ている)木下はリミットちょうどの52・1キロ、ゾラニ・テテは400グラム下回る51・7キロで一発クリアした。帝里の勤務先で計量会場となった神戸ポートタワーホテルの松山みさお社長(44)は豪快なKO勝利なら係長特進を約束した。

 計量後の写真撮影。テテの挑発に帝里は接触しそうなほど顔を近づけ1分近くにらみ合った。「世界チャンピオンが夢だった。夢のまた夢だった舞台に立てる。人生のターニングポイントです。ベルトは必ず獲ります」と闘志をみなぎらせた。

 世界戦はサラリーマンとして出世の分岐点でもある。計量会場のホテルに正社員として勤務し、レストランのフロアマネジャーを務める。松山社長は「勤務態度は真面目。競技と両立させて偉い」と評価。激励の意味合いも込め、今月1日に主任補佐から主任へ昇格させたばかりだが、世界王者になれば係長補佐へ、早い回のKO勝利なら係長へ2階級特進させる2段階のニンジン作戦を明かした。帝里の妻・摩由子さん(40)が来月に第2子を出産予定。新たに増える家族のためにも、世界ベルトと出世を手に入れる。

続きを表示

2014年7月18日のニュース