×

「人間風車」ロビンソン氏死去 75歳 アパートで就寝中に…

[ 2014年3月5日 05:30 ]

現役時代のビル・ロビンソン

 「人間風車」などの必殺技で人気だった元プロレスラー、ビル・ロビンソン氏が米アーカンソー州の自宅で3日(日本時間4日)、心不全のために死亡した。75歳だった。新日本プロレスなどが発表したもの。関係者などによるとロビンソン氏の知人が連絡が取れなくなったため、アパートの管理人に連絡し警察が立ち会い死亡が確認されたという。就寝中に亡くなったとみられる。

 ロビンソン氏は英マンチェスター出身で1968年に国際プロレスで来日。両腕を抱えて後方に放り投げるダブルアーム・スープレックスを初めて披露し「人間風車」と名付けられた。その後は新日本や全日本に参戦。75年12月、蔵前国技館(当時)で新日本のアントニオ猪木(現参院議員)とNWFヘビー級王座を懸けて対戦し、60分時間切れ引き分けとなった試合はプロレス史に残る名勝負となった。引退後の99年には格闘ジム「UWFスネークピットジャパン」の発足と同時にヘッドコーチに就任。東京・高円寺に住み、指導にあたっていた。08年に健康問題もあって米国に帰国した。

 ロビンソン氏と交流があった猪木氏は「我々と激戦を繰り広げた選手の旅立ちを見送るのは大変つらいものです。75年の試合は今でも思い出に残っております」と死を悼むコメントを発表した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月5日のニュース