王者・内山に挑む金子が練習公開「歴史を変えたい」

世界戦に向け調整するＷＢＡスーパーフェザー級挑戦者の金子大樹

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）スーパーフェザー級タイトルマッチ（３１日・東京都大田区総合体育館）で王者の内山高志（ワタナベ）に挑む同級４位の金子大樹（横浜光）が２７日、横浜市内で練習を公開し「大みそかは歴史を変えたい。必ず世界チャンピオンになる」と意気込みを示した。

　４度防衛した日本王座を返上し、初の世界戦に挑戦する。今月初旬まで約１カ月の米国合宿を行い「勝つための練習をしてきた。互いにストレート系のパンチが多いので、その駆け引きの勝負になる」と予想した。

　愛知県出身で２５歳の金子は２４戦１９勝（１２ＫＯ）２敗３分け。２０１１年１０月の試合から６試合連続でＫＯ勝ちした。８度目の防衛を狙う３４歳の王者との大一番に、横浜光ジムの石井一太郎会長は「やってきたことを出せば、必ず世代交代が起きる」と期待を込めた。