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向井 2度目挑戦へ名城もタジタジ満点スパー

[ 2013年10月22日 06:00 ]

WBCスーパーフライ級世界戦に向け、元世界王者の名城信男(左)とスパーリングする向井寛史

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・シーサケット・ソールンビサイVS向井寛史

(11月15日 タイ)
 ヘッドギアを貫く硬いパンチに元世界王者が悲鳴を上げた。

 向井寛史(27=六島)が21日、大阪市内のジムで4回のスパーリングを公開。相手はジムの先輩で元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(32)だ。3回終盤にコーナーへ追い詰め、上下に連打を叩き込んだ。名城は「ナックルが小さく、力が一点に凝縮される感じ。テンプル(こめかみ)にもらって効いた」と後輩サウスポーの“ドリルパンチ”に舌を巻いた。

 向井の世界初挑戦は11年12月に敵地タイへ乗り込んだが、1回47秒で負傷引き分け。「リングでベルトを間近に見て、本当に欲しいと思った」。世界戦のリングに立った時間は短かったが、よりハードに練習に打ち込んだ。シーサケット・ソールンビサイ(26=タイ)はテクニシャンの佐藤洋太(協栄)に8回TKO勝ちした強豪。「距離を詰められても押し負けないよう練習している。ベルトを持ち帰ります」と2度目の挑戦に意気込んだ。

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2013年10月22日のニュース