三浦隆司 完全アウェーも余裕「俺にびびって泣いているように感じる」
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
(8月17日 メキシコ・カンクン)
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が16日、メキシコ・カンクンで行われ、王者の三浦隆司は58・7キロ、挑戦者のセルヒオ・トンプソンはリミットの58・9キロで、それぞれクリアした。
敵地での初防衛戦。試合会場は闘牛場、計量前にはサーカスのダンサーによる踊りなどの余興もあり「盛り上がっています」と日本とは違う独特の雰囲気を肌で感じた。過去に海外で防衛に成功した日本人は渡辺二郎(85年12月)と西岡利晃(09年5月、11年10月)の2人だけ。完全アウェーの厳しい戦いだが「カンクンに来てからはずっと雨で、凄い豪雨の時もあるけれど、カンクンが俺にびびって泣いているように感じます」と軽口が飛び出すほど気持ちにも余裕がある。
「計量を無事にパスして、しっかり栄養補給もした。体に力が戻ってきた。あしたは万全を尽くして必ず勝ちます」。左の強打を武器にする“ボンバーレフト”三浦は帝拳ジムの先輩、西岡に続く史上3人目の快挙へ向けて、力強く必勝を誓った。
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