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高山 宮崎と統一戦も「“強敵とやりたい”が大原則」

[ 2013年4月4日 06:00 ]

赤のIBF、黒のWBA、緑のWBCと3本のベルトを手にして笑顔の高山

 先月30日にメキシコで日本選手初の3団体制覇を達成したIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(29=フリー)が大阪市内で会見を開き、「この試合で初めてダウンを経験したが冷静でいられた。自分のボクシングをやり通し、ベルトをアウェーで獲れて誇りに思う」と胸を張った。

 世界奪取で夢は膨らむ。同階級のWBA王者・宮崎亮(井岡)との統一戦、世界の主要4団体完全制覇となるWBO王座奪取などを視野に入れている。中出博啓トレーナーは「対戦相手がどうなるかは縁やタイミングもあるが“強敵とやりたい”というのが大原則」と話した。

 高山は日本ボクシングコミッション(JBC)が当時未公認だったIBF王座に挑戦するため、09年11月に引退届を提出してライセンスを失っている。このため国内で試合はできないが「地元の大阪で3年半も試合をしてない。見てほしい」と凱旋試合を希望した。JBCはライセンス再交付について「申請があれば検討する」としており、高山サイドの動き次第では日本で初のIBF防衛戦が行われる可能性が出てきた。

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2013年4月4日のニュース