一翔、初防衛戦へスタミナ強化「まだ伸びしろあるはず」
5月上旬に大阪で初防衛戦を予定するWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(23=井岡)は21日、和歌山・白浜で基礎体力強化合宿を開始した。夏場に海水浴でにぎわう白良浜で、5キロの重りを身につけて20キロ走。先週の沖縄合宿に続き、徹底的な走り込みでスタミナをつける。
「前回の試合より強くなっている姿をわかりやすく見せたいし、自分でも実感したい」
国内最速11戦目で2階級制覇を達成した昨年大みそかは1回にダウンを奪うなど序盤から圧倒して6回TKO。多様なコンビネーションで相手に力量差を見せつけ、KO決着を望む会場の盛り上がりに応えた鮮やかな内容だった。5戦ぶりに戻ったライトフライ級で確かな手応えをつかんだ。
「持てるものをある程度出せたし、いいタイミングでKOできた。けどスピード、パワー、技術すべての面で、まだ伸びしろがあるはず」
相手のパンチをかわす動きから、攻撃につなげる。攻防一体の“超攻撃型”を理想に掲げ、さらなるレベルアップを誓った。
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